漫画で知る意外な知識と文化に興味が湧く大人こそ学べる33点

作品紹介

かつてのモテ男３５才は過去を目一杯拗らせて、もっと拗らせる。

サブカルの香りが今も漂う下北沢を舞台とした古着屋の店長・椹木の右往左往に笑いながらホロリ。

ただし椹木の古着愛は半端じゃなく、オシャレにも妥協しない。
読めば色々と勉強になる。

作品紹介

素人でも絵の上手い人はたくさんいる。しかし、そんな“絵師”たちが全員漫画家になれるのかといえば答えはNOだ。
ストーリーづくりはそんなに甘いものではない。落書き程度にコマを割った漫画を描いたことがある人はたくさんいるだろう。しかし、そのなかで16ページの作品を完成させたことがある人は5％にも満たないはずだ。

本書は『神童』『マエストロ』『ミュジコフィリア』といった作品で知られるベテラン・さそうあきらによる脚本概論である。

といっても活字の本ではなく、全編漫画なのでご安心を。

さそう自ら主人公となり、長い時間をかけて構築したシナリオ術を惜しげもなく披露してくれる。
“ストーリーは問題とその解決にすぎない”という出発点に始まり、人物紹介（キャラクター設定）、舞台の紹介、問題提起、設定の紹介をどのように配置・配分して1本の漫画作品に昇華していくのか。
短編（これがすこぶる面白い！）を随所に挿入しながら、わかりやすく解説している。

ストーリー作りを指南した書籍は数あれど、ここまで実践的なノウハウに特化した本は希少。
全漫画家志望者マストバイ！

作品紹介

巡（24歳）はしがないフリーター。頼子（26歳）はカフェの店長。2人は一緒に暮らし始めて3年目のカップルだ。

互いに思いやったり、家族のことでやきもきしたり、一緒に暮らしているからこその発見があったり......という、ごくごく普通の同棲モノという風情だが、ここに"燻製"というアイテムが加わることで作品が香りたつ。

玉子、ソーセージ、チーズ、アジの開き、豚バラ、ししゃも、枝豆まで、彼らはなんでもかんでも燻まくるのだ（どれもこれもお酒が進みそう）。　

家庭用の燻製鍋で簡単に出来るとはいえ、完成までには時間がかかる。その燻しタイムがとても大切で、サスペンスドラマを見たり、格闘ゲームをしたり、散歩をしたり......。
とくに大きなイベントがなくとも、ゆったりとした時を一緒に楽しむのだ。

うーん、贅沢。さっそく燻製鍋を買ってこよっと。

作品紹介

『デブスおばさんが美魔女になりました。』が話題となった後藤ユタカが、本名のイセダマミコ名義で描くのは、ワインでガラリ一変した自身のライフスタイル。

お酒は好きだが、とくにこだわりがなかったイセダ。だが年齢を重ねるにつれて甘いカクテルが苦手となり、ビールの次に頼むお酒を模索していた。
そこで白羽の矢を立てたのがワイン。

最初は「なんとなく大人っぽくてお洒落なイメージ」というだけで飲んでいたが、スーパーで買える1000円前後の安物でも十分美味しい銘柄が多いことに気づくなど、いつの間にかワインに魅せられていく。

そんなイセダは老後に不安を抱く独身の中年女性。
30年暮らした東京以外に引っ越すことなんて考えてもいなかった彼女だったが、思い切って山梨に移住することに。

窓を開ければ一面葡萄畑という素晴らしいロケーションでスローライフを送る彼女が、ワインと仲良くなる方法を伝授してくれる。

ワインのウンチクはもちろん、縁もゆかりもない片田舎でセカンドライフを始めた独身女性のエッセイとしても楽しめます。

作品紹介

高齢の母と狭いアパートの一室で2人暮らしを送っている45歳の片岡たかこ。子供のころから人付き合いが苦手で、高校時代に不登校も経験。

それでも好きだと言ってくれた男性と結婚をし、娘を授かったものの10年前に離婚。
親権は元夫に譲り、その後は恋人も作らず、趣味もなく、パート勤めを続けながらボケかかっている母の面倒を見て1日を終える。

食べていけないわけではない。重い病気に苦しんでいるわけではない。それでも涙がこぼれる夜がある。

そんな寂寥感あふれる四十路女性が、10代に人気のロックバンド・ナスティインコにドハマリしたことで、灰色の日常がどんどん色づいていく物語だ。

やがてたかこは隣の部屋に住むナスティ仲間の中学生・植松碧海（オーミ）と仲良くなり、恋心にも似た感情が芽生え始める。何気ないメールのやりとりにドキドキしたり、うっかりムフフな夢（！）まで見ちゃったり。第2の思春期を迎えたたかこの日常が、愛おしくてたまらない。

作品紹介

幼い頃から能の舞台に立っている能楽師・憲人は修行中の身の上。祖父であり師匠でもある左右十郎先生の内弟子として、忙しい毎日を送っている。舞台の上では天人・美女・鬼にすら変幻自在…魅惑的な憲人の「お能」ライフを描くシリーズ第1巻!!　電子書籍版には「NATURAL外伝」として掲載された「花よりも花の如く」「天の響」の読切２編を冒頭に収録。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!?　立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

地味な内面と外見から、ドイツ語で黒を意味する“シュバルツ”さんと呼ばれる大学院生・元子（23歳）。憧れのドイツ文学教授・榊（64歳）に告白するも、勘違いと断言され…。これは“嗜好”か“恋”か。「恋の定義」を模索する、年の差 恋愛未満ストーリー。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

自らの命を絶つことに失敗したあの有名な文豪作家がグタグタしながら異世界へ転生。

これまでの異世界作品とは違った嗜好で楽しめる。

その偏屈で曲がった性格は死んでも治らず・・・。太宰治のダメ人間っぷりが最高に面白い。

そしてそのチートな技は？実は太宰はアレだった的な豆知識がイッパイで楽しめます。

そして何よりこの時代の人らしいセリフ回しが良い、ダメ男の太宰の口からさらりと漏れるとさらに良い。

とは言え、何処にいっても迷惑で放っておけない人なんだろうなこの人は。

ここでちょっと太宰ファンになってしまった不幸な人には「文豪ストレイドッグス」の太宰さんもおすすめ！(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外、カフカ、トルストイ……
あの名作を今更「読んでない」とは言えないあなたも大丈夫。
今からでも余裕で間に合う、史上もっとも肩の凝らない文学入門！

……名作の主人公の9割はろくでなしだった!!

【収録作品】
太宰治「人間失格」
中島敦「山月記」
梶井基次郎「檸檬」
森鴎外「舞姫」
坂口安吾「桜の森の満開の下」
フランツ・カフカ「変身」
宮沢賢治「注文の多い料理店」
永井荷風「ぼく東綺譚」
泉鏡花「高野聖」
夏目漱石「三四郎」
アンデルセン「雪の女王」
芥川龍之介「羅生門」
田山花袋「蒲団」
幸田露伴「五重塔」
新美南吉「ごん狐」
樋口一葉「たけくらべ」
魯迅「阿Q正伝」
伊藤左千夫「野菊の墓」
トルストイ「イワンのばか」
エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」
菊池寛「恩讐の彼方に」
二葉亭四迷「浮雲」
グリム兄弟「ラプンツェル」
夢野久作「ドグラ・マグラ」
堀辰雄「風立ちぬ」（単行本描き下ろし）(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

超人気コミックのセリフで、英会話をクールに決める！　世界的ロックギタリスト、マーティ・フリードマン監修!!　セリフは第１部から第４部の中より厳選!!　「名シーンを英語で話そう」、「キャラクター別・名セリフ」など、マンガを楽しみながら英語が頭に入る、画期的英語学習書。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

ヒロインは高校2年生の女流棋士・早乙女香（さおとめ・こう）。
彼女が目指すのは、女流界の絶対女王として君臨する天野香織だ。

「女性でプロ棋士になった者はいない」という厳然たる事実をベースに、天才ヒロインが破竹の快進撃を開始するといった展開に落とし込まないところが本作のミソ。

実は香と香織には奇妙な縁がある。
香織は香が幼いころに将棋を教わっていたのだ。

香にとっては、自分が教えていた香織が遥かなる高みに上り詰めたことになる。
香にとって女流棋士とは、香織にたどりつくまでの肩書でしかないのだ。

女流のことを一段低く見る将棋界隈に鉄槌を下すかのごとく痛快作。女流を敵視るす中2女子や、50歳を超えて若手に牙をむく美魔女など、個性豊かで艶やかなライバルたちが次々に登場してワクワクする。
それなのに香の視線には香織しか見えていないところも、たまらない。

彼女たちが「女流」という枠を窮屈に感じ始めたとき、どんな爆発が起こるのか。
それまで鼻息を荒くして盤上で戦う乙女たちを見守りたい。

作品紹介

先ごろ豊田利晃監督のメガホンで映画化された『泣き虫しょったんの奇跡』は、奨励会（プロ棋士の養成機関）を年齢制限で退会した瀬川晶司が、紆余曲折を経て、30代でプロ入りを果たすまでを描いた自伝だ。

本作の主人公もまた、“元奨”である。 四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限で奨励会を去り、現在はカラオケボックスの店員として働いていた。

プレッシャーから解放され、笑顔でマジメに働いてはいるものの、バイト仲間の学生連中からは見下される日々。

やがて将棋マニアの同僚女性＝森さん（26歳・劇団員）から未練を引きずり出された安住は、再び将棋と向き合い始める。

プロになるためのタイムリミットというプレッシャーから解き放たれ、アマ棋士として再生した安住の棋風が、どんどん進化していく様にワクワクする。

この先、瀬川プロのようにプロ入りの道を模索するのか、それとも違う形の将来へ進んでいくのか、目が離せない！